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2015年9月14日 (月)

マグリットの謎かけ。

京都市美術館「マグリット展」へ行ってきました。

ベルギーの画家ルネ・マグリットの

日常に潜む「神秘」を描いた世界。

様々な国から集められた130点もの作品を

見る事が出来ました。

Mag02マグリットの絵画は

いわゆる目に見えるものを

書き写すものではありません。

事物(オブジェ)同士の結びつき

-関係性がない場合もあれば関係がある場合もある-

や隠れたものを見せようとする行為

から発展させられたこれらの絵は

見る側に「驚き」と「興味」を浮かばせます。

そして人によって感じ方が

全く違うのだろうな、と容易に想像がつきます。

マグリットの中でのオブジェを通した

表現の自由と同じように

見る側にも

「素晴らしい」

「笑える」

「意味不明」

「恐ろしい」

・・・きっと一つの絵を通して

様々な答えを導き出すことが出来るのです。

Mag03マグリットがシュルレアリスムやフロイトと

結びつけられて語られる事は多いですが

僕は研究者ではないし

精神的分析や現代美術の文献を読んでみても

また本人のインタビューを見ても

難しすぎて「?」と感じる事が非常に多いので

興味のある方は深く掘り下げてみてください。

しかしそこからもわかるように

マグリットの絵から生まれる「興味」というものは

知れば知るほど計り知れないもので

深みにはまる要素が非常に大きいという事なのです。

そして研究なんて関係がない人にも何かを感じさせるものがある。

Mag01その何かを感じさせる事が

モノ作りには大切なんだろうなぁ。

一見、この絵たちは

鑑賞者を選んでいるように見えて

実は広く扉を開いています。

これはマグリットがポスターや挿絵などの

広告美術なども手掛けていた関係もあるからなんでしょうか?

それともそんな意識もなく革新的なものをやり遂げた結果なのでしょうか?

同時代に生きていないので僕にはわかりませんが

きっと今音楽を奏でる僕らにも

作品を生み出そうとするモノ作りの観点からや

作品としての見る側からの観点からも

きっと感覚をチクチクと突き刺してくる事間違いありませんよ。

・・・たとえ作者が拘りを貫いたとしても

完成した作品を楽しむ人に対しては寛容でありたいですね。

京都市美術館では10月12日までやってるそうなので

是非芸術鑑賞の秋を楽しまれてはどうでしょうか?

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コメント

芸術の秋ですね。
私もイタリアから帰国したら是非観に行こうと思います。

投稿: イタリアン | 2015年9月14日 (月) 17時16分

絵を、見るのも気分転換に、なり癒されますね。

投稿: ちびまる | 2015年9月14日 (月) 18時45分

イタリアンさん
イタリアですか?!是非行ってください。

投稿: 安田仁 | 2015年9月14日 (月) 22時26分

ちびまるさん
芸術の秋に触れてくださいね。

投稿: 安田仁 | 2015年9月14日 (月) 22時27分

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