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2007年11月30日 (金)

音楽が大好きな人達に会った。

僕だけではないだろうけど

「睡眠時間」というのは大変大事だと痛感します。

『Match Box Live vol.2』以後、なにかと細かく動いておりまして

睡眠時間を削っての作業やお付き合い・・・なんかもあったのです。

まぁ、睡眠時間を削ってもいいぐらい面白い事があったのでいいんですけどね(笑)。

某ライヴハウスのブッキング・マネージャーと食事に行ったのですが

待ち合わせの場所があまりにも衝撃的な飲み屋さんで

結局予定の食事には行かず、その店で大ドンチャン騒ぎ(笑)。

びっくりするぐらい小さな店で客全員がギターを持ち

一人が歌い出すとそれに呼応して大セッションが始まる(笑)。

待ち合わせしたブッキング・マネージャーがアリスとCharが大好きな事を始めて知り、

その店の常連ギタリストはとても雄弁なギターソロを弾くが

どこかでライヴやってるの?と尋ねると「家の部屋」という答え(笑)。

マスターは客よりもお酒を飲み(笑)、衝撃的な小さい店のカウンター下から

次から次へとシェイカーやコンガなどの打楽器を取り出して演奏に加わる・・・。

わぁ~、みんな音楽が大好きなんだ!!

もうそれだけで「楽しい夜」。

知らない曲がいっぱいあったけど上手い下手なんて関係ない。

とにかくこの「楽しい夜」に食らいついて行こう、そんな気持ちになりました。

約束の飯もやめて、とにかくセッションセッション・・・。

気がついたらあっという間にシンデレラが帰宅する時間は過ぎておりました(笑)。

それから結局夜食の牛丼コース、そこでも話し込んで夜中3時。

次の日の仕事は朝一である事に気づき、愕然としてしまいました(汗)。

しかし大切な睡眠時間と引き換えに

普段味わえない音楽大好き人間たちと過ごした時間は

本当に楽しいものでした。

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2007年11月28日 (水)

チャンスは必ず来る。

鼻から喉にかけておかしい・・・。

これが不思議と昨日のライヴでは全くなんともなかったのに。

これが人間の気合というものなのでしょうかね(苦笑)。

嘘をついている訳ではありません。

本当に昨日なんともなかったのです。「病は気から」を実証してる感じだなぁ(笑)。

ライヴも次は12月6日の和音堂までないのだけれど

17日の『MATCH BOX LIVE vol.3』の準備の方が忙しそうなので

倒れるわけにはいきません。

今日、ある方に「チャンスが来た時に、身体を壊したら意味がない」と言われました。

たしかに頑張って頑張ってせっかく来たチャンスの時に

体調が悪かったらせっかくのチャンスを無にしてしまいますよね。

特に僕の場合、声が非常に大切な「楽器」であると再認識しているので

寝不足、疲れ等ですぐに声がおかしくなってしまう事も許されません。

最近は病気に対して過敏になってライヴの日を迎える事が多くなりました。

口を押さえずに咳をする人の傍を避けるようになりました。

これが気にしだすと、めちゃくちゃ気になるんですよね(苦笑)。

全てはいい状態の声をたくさんの方に聴いてもらいたいという思いからです。

今年頑張っていますから、きっと来年も大きなチャンスは来ると思います。

その時に自分のベストが尽くせるように

毎日の体調管理をしっかりしてきたいものですね。

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2007年11月27日 (火)

全てがステキな時でした。

ただいま~。

『MATCH BOX LIVE vol.2』無事終了!!

今日も大変素晴らしいお客さんに囲まれて幸せな時間を過ごせました。

ありがとうございます。

歌、トーク、掛け合い、ミス、ハプニング・・・

全てがステキな時になったスペシャルなライヴでした。

この雰囲気が来てくださった皆さんにも伝わっていれば嬉しいです。

さて、次回は12月17日のvol.3です。

クリスマス・スペシャルとして頑張りたいと思いますのでよろしく。

また、来年からのMATCH BOXは毎月最終月曜日にありますので

これから、アイデアが途絶えるまで頑張りたいと思います(笑)!!

どうかたくさんの方が来て頂けますよう、これからもlよろしくお願いいたします。

(セットリスト)

01.自転車に乗って

02.HAPPY WEEKS

03.窓を開けてごらん

04.NO REASON

05.三日月の舟

06.癒しのボッサ

07.Shining Star

08.Your Smile

09.Blackbird(ビートルズ・カヴァー)

10.Martha My Dear(ビートルズ・カヴァー)

11.SARA

12.君のいない部屋~Miss You~

13.The Picture On The Wall(新曲)

14.Sunny

15.LEMON & STRAWBERRY

16.君にとどく距離

17.Good Morning Girl

18.猫の手も借りたい

19.この風に身をまかせて

(アンコール)

20.Crazy Paper Driver

21.二人はRUN AWAY

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2007年11月26日 (月)

本日”Vol.2”です。

今年のライヴ三昧もあとわずか・・・。

今日の『Match Box Live vol.2』も楽しく出来たらいいなぁ。

京都ミューズホールの弾き語りは初めてという事もあって

とても不思議な空間を体験した気がしたけど

都雅都雅はやっぱり楽しめそうな感じがします。

それだけこの場所ではいろんな経験をしてきました。

レギュラー化したワンマンを一回でも多く回数をしていくには

こうした気持ちでないと到底続かないでしょう。

予告しておくと前回のバラードに対して

今回のセットリストはメロウなポップ・ナンバーが増えています。

このあたりは僕自身が最も得意とする楽曲達なので

落ち着いた感じでプレイしながら曲の話でもしたいですね。

新曲とカヴァーのコーナーも予定通りします(笑)。

京都四条寺町下がるカメラのナニワB1F『都雅都雅』にて

18時半開場、19時開演です。前売り1500円、当日2000円です。

頑張ります。

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2007年11月25日 (日)

2007年のBUNNY 。

今日はバニーの練習。

11月11日ライヴ以来の集合です。

公には来年1月5日の都雅都雅しか発表してませんが

いくつかのライヴに向けたレッスンです。

年内にはもう一回だけプレイする事になるかな?

12月17日のMatch Box Live 、皆様のお越しをお待ちしております(笑)。

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2007年11月23日 (金)

26日は待ってます。

26日の選曲してます。

みなさんからリクエスト結構もらってるんです。

今回全部出来ませんけど、

これからまだまだずっと続くのでちゃんと答えていきますね。

いろんなテーマでライヴを進めて行きたいですね。

例えば・・・一つのアルバムの曲を全部するとか

例えば・・・リクエストだけでやるとか

例えば・・・ターニングポイントになった曲だけやるとか

例えば・・・今までやったことのない曲だけで選曲するとか

例えば・・・例えば・・・

・・・なにかあったらまた教えてください(苦笑)。

26日は前回同様、一人で全曲やります。

どうなるでしょうかね?頑張ります。

また今月も楽しい夜を過ごしましょう。

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2007年11月22日 (木)

モード切り替え。

京都ミューズホール初登場、

温かいお客さんの中で弾き語り出来ました。

ありがとうございます!!

今日は最近の定番、『猫の手も借りたい』は封印。

いつもよりはシリアス系の選曲で構成してみました。

ミューズホールという場所での自分なりの結論でした。

素晴らしいアーティストさん達の中で”自分に出来る事”を必死で探しましたよ。

次回の登場も色々考えてやってますね。

さてさて、これでモードは切り替わり(笑)。

全身全霊を11月26日の『MATCH BOX LIVE vol.2』に注ぎ込みます!!

12月17日の『~vol.3』も同時に選曲を練ります。

ふぅ~、大変(笑)。

(セットリスト)

1.自転車に乗って

2.Sunny

3.三日月の舟

4.癒しのボッサ

5.Your Smile

6.Shining Star

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2007年11月21日 (水)

京都ミューズ弾き語り初登場。

本日、11月21日京都ミューズホールにて弾き語りします。

21時ごろ登場予定です。

ぜひ観に来てください!!

あの大きなステージでどのような感じになるのか

なかなかシミュレーション出来ませんが、せっかくなので楽しみたいと思います。

温かい曲やダイナミックな曲をやるつもりです。

観客のみなさんに楽しんでもらいたいですね。

それが終わればいよいよ『MATCH BOX LIVE vol.2』です。

こちらのセットリストもただいま思案中。

やっぱり「~vol.1」と微妙でも選曲は変えたいです。

やってなかった”いい曲”を歌いたいと思います。よろしくお願いします。

そしてそれに合わせて12月17日の「~vol.3」の選曲もしています。

こちらはクリスマス前ですので、そのへんを・・・。スペシャルにしたいですね。

さぁ、年末に向けて頭が回転してきましたよ!!

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2007年11月19日 (月)

小野リサを観た。

小野リサさんのコンサート行ってきました。

僕の「小野リサ歴」・・・実はかなり長く、デビューの頃からファンだったのです。

『ナナン』というアルバムを聴きまくったのを覚えています。

今よりボサノヴァの認知は確実に低かったです。

僕は自分なりにボサノヴァという音楽の持つ

リズム、雰囲気、テンション・コードでオリジナル曲を書いたりしました。

そんな20年近いファンにも関わらず、ライヴは今回が初めて!!

さて、近年の彼女はボサノヴァというフィルターを通しながら

「世界の音楽」をカヴァーしたアルバムを作り続けてきました。

きっとボサノヴァだけをやり続けていたら

今の彼女の人気はここまでなかったのではないでしょうか?

ずっと好きだったものとしては嬉しい限りです。

今日のコンサートは・・・

スティーヴィー・ワンダー、レイ・チャールズ、マーヴィン・ゲイなどの

カヴァーもありましたが

やっぱり11月21日に発表するニューアルバムからの

アントニオ・カルロス・ジョビンのスタンダード集からの楽曲が素晴らしかったです。

『イパネマの娘』『ワン・ノート・サンバ』『おいしい水』『三月の雨』・・・やっぱりいい。

『ワン・ノート・サンバ』の時

一瞬『癒しのボッサ』を歌うんじゃないかと思ってしまいました(笑)。

カヴァーも良かったですが

ジョビンのボサノヴァになると活き活きされていました。

しかしながら、どんな楽曲を演奏してもボサノヴァになってしまうのは

本当に彼女のボッサへの愛情を感じずにはいられませんね。

MCでも「今までボサノヴァ以外聴いたことなかった。」と言ってました。

筋金入りのボサノヴァ・ミュージシャンなんですよね。

あともう一つ、気になるMC・・・

「サンバは汗をかいてプレイしますが、ボサノヴァは汗をかかないのがクール。」

なるほどねぇ。

『癒しのボッサ』では汗をかかないように頑張ります(笑)。

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2007年11月17日 (土)

オシムさんの回復を願う。

サッカー日本代表監督オシムさんが急性脳梗塞で倒れられたそうです。

とにかく一日も早い回復を祈ります。

・・・なんか、それしか書けません。

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2007年11月16日 (金)

ライヴは続くよ、どこまでも。

いつの間にやら京都ミューズホールの弾き語り

一週間を切っていました。

そして『Match Box Live vol.2』も10日前になりました。

まだノープランです。

何をしようか・・・そろそろ考えなくては(笑)。

新曲、歌詞が出来ません(焦)。

リクエストも来ています。

カヴァーは何をしましょうか?

さぁ、一気に仕上げていきますよ。

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2007年11月14日 (水)

日本対キューバ。

ワールドカップ女子バレーボール。

非常に不満です。

気持ちが伝わってこなかったな・・・。

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2007年11月12日 (月)

何回携帯を見るんだ・・・?

たまにはライヴでの失敗談を書いてみるのも面白いでしょう。

今日は都雅都雅『オータム・フェスティバル』。

総勢9組、非常に個性的なアーティストさん達の共演でした。

バニーはそんなアーティストの中でなんとトリを勤めさせていただきました。

15時から始まったイベントは熱いパフォーマンス!!

最初は待ち時間の長さで、少々お疲れ気味だったのですが

8組のプレイを観て、フツフツと燃え上がるものが・・・(笑)。

予定10分押しの20時30分、バニーのライヴはスタート。

この時、バニーは久しぶりに興奮気味だったかもしれません。

そのうえ1曲目2曲目が『恋するCLOCK』~『Crazy Paper Driver』のメドレー。

3曲目もノリノリ『Good Morning Girl』。

アドレナリンは大放出!!そこまでは良かったのですが・・・

4曲目が『君のいない部屋~Miss You~』。

静かな所から徐々に気分を高めて爆発させるプランのこの歌で

興奮した脳内はさすがにすぐに鎮める事が出来ません(笑)。

鼻息も荒い状態で曲がスタート。

「最近の天気予報なぜかよく当たる、このままじゃ木曜はまた雨~♪」

「?」・・・歌詞が出ない。

「・・・何度も見つめる携帯は消して鳴りはしない~(苦し紛れ)」

とにかく歌は止められない。

「明かりの灯らない部屋で時をもてあます、ぽっかり空いた穴もそのままに~♪」

「?」・・・また歌詞が出ない。

「・・・何度も見つめる携帯は消して鳴りはしない~(かなり焦り)」

ああ、やり直したい・・・でも止められない(苦笑)。

この歌詞、実は2番の歌詞なんですよね、だから2番でも同じの歌いました。

・・・ライヴ終わってから

歌詞を知っているたくさんの人に「何回携帯見つめるんだ?(笑)」と

総攻撃を受けました(苦笑)。・・・まさにミス・ユーでした。

結局僕は3回も携帯を見つめた事になります(笑)。

間違えた瞬間というのは、ストップ・モーションのようにいろんな思いが駆け巡ります。

今日は本当にそんな感じ。

悟られないようにまじめに歌ってましたけどね(笑)。

まぁ、これも生の面白さだと思ってくださいね。

・・・そんな事もあったライヴでしたが、イベントの面白さを満喫出来ました。

対バンは刺激がありますね。勉強になります。

この経験をまた活かして11月のあと2本を乗り切ろうと思います!!

次は21日、弾き語りで初登場のミューズホールと『Match Box Live vol.2』です。

みなさんも今日みたいなハプニング観に来ませんか?(笑)

(セットリスト)

01.恋するCLOCK

02.Crazy Paper Driver

03.Good Morning Girl

04.君のいない部屋~Miss You~

05.SHE' S MY FRIEND

06.二人はRUN AWAY

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2007年11月11日 (日)

本日バニー・ライヴです。

本日都雅都雅でBUNNY CLUB出演のイベント

『オータム・フェスティバル』が15時スタートであります。

9組のアーティストが登場BUNNY CLUBはラスト・・・おそらく20時20分ごろ?です。

もしかすると今年のバニーはこれが最終ライヴの可能性もあるので

よかったらぜひ観に来てくださいね。

よろしくお願いしま~す。

前売りチケットの予約もギリギリまで受け付けますので。

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2007年11月10日 (土)

負けられないと思う。

レコーディングしました。

完全に連日のブログで紹介しているCDに触発されて・・・(笑)。

と、言っても全く新しい新曲を作っているのではなく

昔の楽曲をリミックス&部分リメイクしています。

実はこの作業、密かにずっとやってますが、ほとんどはリミックスのみ。

リミックスというのは、音の調整をしなおすと事。

例えば、以前より歌が聞こえるにしたり、リズムを強調したり・・・。

とにかく音のバランスを調整しなおして微妙に印象を変えて曲を聴いてもらうのです。

これがなかなか面白い。

何年も前に多重録音した各トラックを確認してフェーダーを触ってみると

その時には感じなかった良い部分や悪い部分が

素直に聞き取れるようになっています。

これは時間が経つ事によって、

自分の中だけの「こだわり」みたいなものが消えてしまうからなのだと思います。

・・・で、今回の曲だけはどうしてもリミックスだけではなく

楽器を弾きなおしたり、基本的なイメージは変えずとも

大掛かりな修正をすることにしました。

各トラックの整頓、ベース演奏、エフェクト変更、楽器の定位変更・・・。

その曲は『HARD WAY』に収録されていた『SARA』という曲です。

人気があるんですが、僕自身レコーディング中にいろいろ悩んだ曲でした。

その曲に手を加えて、新しくリミックス作業しているのです。

出来るだけ早くみなさんにも聴いてもらいたいんですが

多分来年でしょうね。

ライヴとレコーディングを同じペースでするのは難しい・・・。

しかし少しずつでも音源作りは進んでいるので応援してくださいね。

僕の多重録音アルバムのリリースはきっと突然やってきますよ(笑)。

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2007年11月 9日 (金)

かまやつひろし 『ムッシュー』

多重録音で面白いCDはないかな?と棚を探していると

ムッシュかまやつの1970年発売のアルバムを見つけました。

ムッシュと言えばスパイダースのメイン・コンポーザーとして

非常にセンスの良い楽曲を提供されていた方ですね。

今も第一線!!息が長いなぁ~。

おそらく日本で初めての多重録音アルバムではないでしょうか?

違ったらごめんなさい(笑)。

このアルバム、ムッシュの歌い方や演奏も影響しているのでしょうが

とても「けだるい」のです(笑)。

それがサイケデリックで、フレンチで、シュールで、オシャレなんですよね。

これこそ多重録音独特の”味”なんでしょうねぇ。

『ペイパー・アシュトレー』、『ミスター・タックス』のアンダーグランドな感じ

『ソーロング・サチオ』のオシャレ感、

『雨上がりと僕』『七階の窓』の内気な雰囲気

お父さんとの共演『僕のハートはダン!ダン!』・・・意外とクセになります。

歌詞を全てではないですが、他人に書いてもらってるのがちょっと残念。

しかしながら普段日本のロックを聴かないのに、なぜムッシューなのか?

要は洋楽のニオイがプンプンするんですよ(笑)。

なお、CD再発の時にボーナス・トラックとして

『バン・バン・バン』、『どうにかなるさ』、『ブーン・ブーン(アニマルズのカヴァー)』等

収録されているのが非常に嬉しいです。

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2007年11月 8日 (木)

ポール・マッカートニー 『McCartney』

さていよいよポール・マッカートニーの登場です。

僕の大好きなアルバム『McCartney』はビートルズの解散を告げた作品として

あまりにも有名で、そしてその粗雑な作りに批判を浴びたものらしいです。

しかし、この粗さがアルバムの魅力と僕は感じるのです。

”一人多重録音”において、

あまりにも完成されたプロフェッショナルなサウンドはマイナスな気がします。

要は洗練された上手いバンドのプレイより、

「手作り感」からくる温かみに魅了されるのではないかな、と・・・。

12曲目の名曲『メイビー・アイム・アメイズド』や

6曲目『ジャンク』、4曲目『エブリー・ナイト』。

アレンジや技術にごまかされないメロディ自体の力強さが

このアルバムを素晴らしいものにしています。

『メイビー・アイム・アメイズド』は非常に凝った楽曲で

ヴォーカルもシャウト、ファルセット(裏声)など一曲の中で変化を繰り返し

徐々に演奏をクライマックスへと誘います。

こんなドラマティックな曲を一人で作るなんて・・・考えられない。

ポールの場合ほとんどのアルバムで一人多重録音しています。

最近の『ケイオス&クリエイションズ・イン・ザ・バックヤード』でもかなり奮起していたし、

最新作『メモリー・オールモスト・フル』はバンド録音と多重録音の曲が

同居しているにも関わらず、

素晴らしいバランスでどれが多重録音かわからないぐらいに馴染んでいます。

いつまで経っても、変わらず多重録音を楽しむ姿・・・

ポールはやっぱり凄いなぁと感心した瞬間でした。

今から37年も前、

世界最高のバンドを失くし、全てを一人でしなくてはならなくなったアーティストの決意。

それが『McCartney』なのだと思います。

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2007年11月 7日 (水)

大事なこと。

多重録音のレビューに熱くなり過ぎて忘れてました・・・ライヴ告知(笑)。

11月11日(日)都雅都雅のイベントにBUNNY CLUB出ますよ!!

『オータムフェスティバル』

THE APPLE/RAdIO FLyER/ロトメトスラ/ユウサリ/奥田聡子/
/藤井ひろし/Song Bird'Z/BUNNY CLUB/ming∞ming/
■開場 / 14:30 ■開演 /15:00 ■前売 / ¥2,000 ■当日 / ¥2,300

BUNNY CLUBはトリです。20:20ごろ出演予定です。

みなさん、よろしくお願いしま~す。

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2007年11月 6日 (火)

ビル・エヴァンス 『自己との対話』

ビル・エヴァンスはジャズ・ジャイアンツとして語られる名ピアニスト。

傑作『ワルツ・フォーデビイ』や『ポートレイト・イン・ジャズ』で知られ

黒人主流のモダン・ジャズの世界に非常にリリカルなプレイで自己を確立しました。

意外なことにジャズの王道を行くようなビル・エヴァンスが

なんと多重録音の作品を残しているのです!!

これは非常に野心的な実験だと言えるでしょう。

この作品の制作に至るのに一つのストーリーがあると言われています。

1961年、彼にとって最も完成されたスコット・ラファロとポール・モチアンの

トリオがスコット・ラファロの交通事故死によって崩壊しました。

仲間としてだけではなく即興音楽として最高の対話相手を亡くした悲しみは

計り知れないものだったのでしょう。

ジャズ・トリオとしての最高の対話を失ったビル・エヴァンスは

『自己との対話』によって新しい表現方法を生みだそうとしました・・・。

この経緯が真実かどうかは本人でなければわかりませんが

モダン・ジャズという音楽世界の中でこういった作品は珍しいと思います。

さて、多重録音だからと言って紹介してきたロック&ポップ・アルバムのように

この作品でビル・エヴァンスがドラムやベースを弾いてる訳ではありません(笑)。

個人による3台のピアノ・アンサンブルを展開しているのです。

左、センター、右から時に競演風に交互に即興が飛び交い

またリズムやフレーズが連動したオーケストレーションのように

いかにもビル・エヴァンス的なピアノ・タッチが聴けます。

このアルバムの面白い所はそうしたアレンジ面と実は選曲にあります。

セロニアス・モンクの楽曲が3曲もプレイされているのです。

モンクとビル・エヴァンスはプレイ・スタイルや印象が

かなり異なるプレイヤーと僕は思うのですが

この選曲によりビル・エヴァンスのモンクへの思い入れを強く感じずにはいられません。

①『ラウンド・ミッドナイト』④『ブルー・モンク』⑨『べムシャ・スウィング』は

前述したモンクの作品、オリジナルと聴き比べてみてください。

②『ハウ・アバウト・ユー』⑧『ジャスト・ミー、ジャスト・ユー』のノリの良さも要注意!!

決して最初に聴くべきアルバムではありませんが

彼の本質を知るのに何か手がかりになるような興味深い作品ではあります。

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2007年11月 5日 (月)

エミット・ローズ 『EMITT RHODES』

エミット・ローズは60年代後半に活動していた

メリー・ゴー・ラウンドというバンドのメンバーだった人。

「知る人ぞ知る」みたいなアーティストらしく

僕もたまたま購入し、楽曲の良さにびっくりしました。

それだけに「いつかブログで紹介がしたいなぁ」と狙っていたのですが

ついにこの日が来ました(笑)。

実は彼のファースト・アルバムは一人多重録音なのです。

彼の楽曲は・・・完全にビートルズ、それもポール・マッカートニー直系。

本人が否定しても聞く耳持ちません(笑)。

ただ残念なのはメロウなポールの部分しか持ち合わせてない。

裏を返せばメロウなポール好きはきっと気に入るはずなのです(笑)。

ロイ・ウッドやトッド・ラングレンの一人多重録音(前日、前々日に紹介した作品)は

器用すぎてホームメイドな雰囲気が感じ取れない部分があるのですが

このアルバムはオーケストラなどのオーヴァーダビングもなく

温かい素朴さが非常に強く残っています。

僕がこういったホームメイドなアルバムに惹かれるのはそこなのです。

一流のプレイヤーが脇を固めて洗練されたサウンドを奏でるのではなく

一人の人間が作り出す、その人のグルーヴ感が全ての楽器、演奏に反映される。

コレはそんな雰囲気で素敵なポップが並んだアルバムです。

僕は特に2曲目の『サムバディ・メイド・フォー・ミー』が好き。

1曲目の『WITH MY FACE ON THE FLOOR』もいい。

周囲が知らないアーティストを当てモノのように購入して

そのCDに素敵な曲がたくさん入っていたら

音楽が好きな人って自分だけが見つけた宝物のような

そんな感覚になってしまうんじゃないかな。

このエミット・ローズという人は僕にとって・・・まさにそんなアーティストです。

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2007年11月 4日 (日)

トッド・ラングレン 『トッドのモダン・ポップ黄金狂時代』

トッド・ラングレンの名盤と言えば間違いなく

『Something/Anything?』と言う人が大多数だと思われます。

CD2枚組のボリュームに収められた膨大な音楽情報は

ポップ・ミュージックが単なる”大衆音楽”ではない事を証明しています。

ただ「トッドで好きなアルバムは?」と聞かれたら

『トッドのモダン・ポップ黄金狂時代』と答えます。

83年発表のこの作品は、もちろん一人多重録音。

基本的に80年代の音が嫌いな僕も

曲の良さにひれ伏してしまうアルバムなのです(笑)。

そして邦題タイトル『トッドのモダン・ポップ黄金狂時代』。これがイイね!!

さて全体的な音は80年代とあって、

特徴的なドラムのスネア、シンセサイザー、コーラスのかかったギター・・・。

個人的には非常に不自然に聴こえる部分もあるのだけれど許せてしまう。

それもこれも4曲目『ゼア・ゴーズ・ユア・ベイベイ』が収録されているからなのです。

なんだ!?この不安定なイントロとAメロのコードは?

初めて聴いた時衝撃だった・・・そして半音ずつズレて行くサビのコード感。

ああ・・・ストライクのメロディとコードのライン!!

僕の頭の中でこのサビはループし続けるのだ。

いやいや、他にもイイ曲あるのだ・・・そうじゃなきゃここまで好きとは言わない。

でも『ゼア・ゴーズ・ユア・ベイベイ』のおかげで

トッドのアルバムの中でこの作品が僕の順位で飛び抜けたのは確実。

とりあえず興味のある人は聴いてみてください。

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2007年11月 3日 (土)

ロイ・ウッド 『BOULDERS』

前日多重録音の説明をしたのは、

実はロイ・ウッドの『BOULDERS』というアルバムを聴いたからなんです。

ロイ・ウッドが最も知られるのは

ロックとクラシックの融合を目指したELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)を

ジェフ・リンと立ち上げデビュー後すぐに脱退した人物。

彼が所属したTHE MOVE、ELO、Wizzard そしてソロは秀作揃いです。

さてこの人の多重録音の面白い所は

普通、ドラム、ベース、ギター、キーボード、コーラスぐらいまではよく聞く話。

彼はそこにチェロなどの弦楽器と管楽器までも演奏してしまうのです。

アルバムはアイデア満載で

2曲目の『WAKE UP』ではドラムの変わりに、なんと水の「チャポン」という音で

リズムを作っているんです。今のサンプリングみたいなもんです。

8曲目の『WHEN GRAN'MA PLAYS THE BANJO』も愉快な曲です。

1曲目の『SONGS OF PRAISE』はロイ風ゴスペル。

5曲目の『DEAR ELAINE』の音作り、チェロと残響音のない音処理は

やっぱりビートルズ『エリナー・リグビー』の発展形なんだろうな・・・。

もちろん曲はいいです。イントロが泣ける。

その他の曲も非常にメロディが美しい。

”ひねくれ”ポップ好きには必聴の一枚です。

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2007年11月 2日 (金)

多重録音の鬼。

「多重録音」って言葉知ってますか?

僕自身、ホームページで何気なく使っている言葉ですが

音楽やってない人にはわからないですよね?

僕がみなさんに聴いてもらう音源を製作する時やっているレコーディング方法です。

例えばドラム、ベース、ギター、キーボードの担当がそれぞれいれば

「せ~の」で一緒に演奏してレコーディングすれば

済みますよね。

これは「一発録り」なんて言ったりします。

じゃあ、僕一人しかいなくてベースもギターもキーボードも

自分で演奏したいなんて欲望があった時にどうするか・・・。

こんな時に「多重録音」するのです。

一人、自宅で黙々と作業する事が多いので「宅録」なんて言い方もします。

まずピアノを一曲演奏して、それを録音したとします。

次にその録音したピアノを聴きながら、ベースを合わせて弾きます。

次にギター、ドラム、歌、コーラス・・・と重ねて録っていくのです。

この作業をするにはマルチ・トラック・レコーダーという特別な機材が必要です。

そしてこうした全ての楽器をプレイする人を

「マルチ・プレイヤー」なんて呼びます。

実は僕もマルチ・プレイヤーの端くれなんですよ。

現在ではPCなどの機材環境が手ごろな価格で安易に手に入るため

「宅録」とは思えないクオリティで作品を作れますが

昔、「宅録」「多重録音」には独特な密室感や温かみのある作品が結構ありました。

ポール・マッカートニーやトッド・ラングレン、ロイ・ウッドなど

「多重録音」の名盤をこれから紹介していきますね。

・・・あと僕の作品もほとんどが「多重録音」なんで、よろしく(笑)。

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